アオイホノオ16巻 感想


アオイホノオ  16 (少年サンデーコミックス スペシャル)
島本和彦(著)

アオイホノオ 16 (少年サンデーコミックススペシャル)

あけまして おめでとうございます!<(_ _)>
って遅! Σ( ̄Д ̄;)

というわけで(どういうわけだ)
アオイホノオ16巻 感想?(レビュー?)です ※(ネタバレ注意)
今回 初の読み切りデビュー作品がサンデーに掲載されたものの
表紙ページの順番が編集部に勝手に変えられていたり
受賞コメントが言った覚えのないものになってたりと
冒頭から微妙な恨み節で始まり

物語前半は友人と実家のある北海道へフェリーで行く途中
当時流行ってた?ゲーム電卓の
ボクシングゲームをクリアするだけの話だとか
(それだけの話で結構ページを使ってるので逆にすごい)

北海道で行きつけだった喫茶店に友人と遊びに行ったり
ラーメン食べたり観光したりと青春を謳歌してる
いつもの感じで話は進みます
(というか考えてみたら 漫画で見る限り ホノオ君
かなり リア充サイドの人間だよね…) ( ̄∇ ̄;)

さらに中盤はドラマの最終話で感動をよんだ
庵野秀明 氏が ホノオ君にサインを求めるという
あのシーンが ついに漫画で描かれます
ドラマのシーンが逆に原作漫画に影響を与えてるという
考えてみたら ちょっと珍しいパターンです
ただドラマと少し違って感動シーンの後ろの方で
赤井孝美 氏が心の中で いろいろツッコミを
入れてたりしますが… (´w`;)

そして後半から本人の知らないところでサンデーでの
週刊連載(原作付き)の話がトントン拍子に進み
担当の三上さんと連載の打ち合わせをするため
さらに連載漫画の原作者への顔見せのため上京
─ と物語が一気に動き出します

しかも 恐ろしいことにホノオ君の漫画の原作者は
男組」や「男大空」を描いた超大御所
雁屋哲 先生(今だと『美味しんぼ』の方が有名ですが)

まだ連載できるほど実力があるわけでもないのに
何故か連載が決まって どんどん話が進んでゆく恐怖
いや どう考えても超ラッキーな話なんだけど
ここから一連の流れは読んでるだけで なんというか
胃が痛くなるような展開が続きます

今回16巻は連載が決まりそうで 本来なら喜ぶべき話なのに
もう逃げたくなってるという プロになるという事への恐怖と
それでも進むしか無い新人漫画家の葛藤が描かれていて

もうすぐデビュー出来そうな新人漫画家さんにとって
いろんな意味で必見の話だと思います
でも逆に読まない方がいいかもしんない(汗

ちなみに今月号(1月号)のゲッサンで その少し後の話を
やってるんですが… これまた何というか
シャレになってない話が…原作者と作画担当の漫画家について
いわゆるオフレコというか ちょっと表に出せない系の話が
例の新谷夫妻からボロボロと… (((;゚д゚))))
(もっとも漫画にも描けない本気で表に出せない話も実は多々あったり…)

ゲッサン 2017年 01 月号 [雑誌]

これまた余談ですが 今月号のカメントツ先生の
カメントツの漫画ならず道」は
のむらしんぼ 先生なんですが…
これまたシャレになってません
漫画家ってつくづく過酷な職業だよなぁ…と
それでも辞められないという なんだか麻薬のような
魅力があるんだろうなぁと感じざるを得ません
漫画家志望の方は今月号のゲッサン読んだがいいかも

それにしても島本和彦 先生 連載これだけ抱えてて
しかも別の仕事もやってて
冬コミに同人の新刊3冊…凄いというか
もはや狂気すら感じる…
夏に出た同人誌「アンノ 対 ホノオ。」と
今回の「ザ・ツイート・オブ アンノ対ホノオ
前・後篇 どちらもオススメです 今ならまだ
同人ショップ「とらのあな」でなんとか手に入るかも
欲しい人は お急ぎを

というか完全に物語も佳境という気がするものの
なんだか このまま上京して そのまま
新人漫画家連載編として普通に続きそうな予感(^^;

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